

【手術前】
【動機】
中学生の頃から「しゃくれ」とからかわれることが多く、不正咬合の影響で前歯でうまく食べ物を噛み切ることも難しく、とても悩んでいました。
そのため、「絶対にお金を貯めてこの問題を解決しよう」と決心しました。
矯正だけで解決できるかと思っていたのですが、どの歯科医にも外科的な手術をしないと完全な改善は難しいと言われました。
今年、結婚写真を撮る予定があり、綺麗な姿を残したいという思いから、両顎手術を決意しました。
韓国に来る前からインターネットで韓国の両顎手術に関する情報をたくさん調べ、現地の人たちが推薦する病院もいくつか保存していましたが、
その中でも「イ・ソクジェの両顎生活」というYouTubeチャンネルに強く惹かれました。
韓国に入国後すぐに相談を始め、WHY口腔顎顔面外科歯科医院でもカウンセリングを受けました。
料金が合理的だっただけでなく、院長先生やコーディネーターの方が私の質問にすべて丁寧に答えてくださり、
他の病院と違って、美容目的の追加手術などを勧められることもなかったため、非常に安心して相談できました。
その結果、他の病院のカウンセリング予約はすべてキャンセルし、3月27日に「両顎手術+輪郭2点(エラ・オトガイ)」の手術をWHYクリニックで受けることに決めました。


【手術前】
今まで入院も手術もしたことがなかった私は、手術そのものよりも「全身麻酔」の方が不安でした。
でも、手術前に様々な検査とその結果を確認することで、安心して手術に臨むことができました。
病院では、入院期間と退院後に必要な物品や注意事項なども丁寧に案内してくれました。
▶ 入院中に必要なもの:充電器、替えの下着、帽子(3日間シャワー不可なので退院時に使用)、ソースボトル(口が開かないときの食事用)
▶ 退院後に必要なもの:ベビー用歯ブラシ、かぼちゃジュース(むくみ解消のため)、プロテイン飲料(1〜2週間分)
※ 手術の1〜2週間前からは、肝機能に影響を与えるような薬や食品は中止!
※ 手術12時間前からは絶食!(消化しやすくシンプルな食事を意識)
【Day 1 - 3月27日 手術当日】
期待と不安でいっぱいの気持ちで来院し、患者服に着替え、ウェイパーの最終確認をし、
院長先生と手術直前の最後の相談も済ませ、10時ごろ手術室へ入りました。
(夫は外のモニターで手術の様子をリアルタイムで見てました)
色んな機器を体につけられ、最後に覚えているのは身長と体重について話していたところで、
次に目覚めたときにはすでに手術が終わっていました!
時間を見ると13時40分で、思っていたよりも早く終わりました!
ただし、初日は本当に本当に辛かったです…
あごの痛み、鼻詰まりで呼吸できない苦しさ、前かがみになると鼻血、
口呼吸で喉が乾いても19時まで水を飲めないのがつらかったです…(加湿器があって助かりました)
当然ですが、話すこともできず、文字パッドでのコミュニケーション…。
その後は「長くてつらい夜」の始まりでした。
横になれず、あまり動くこともできず、お尻がとても痛かったです…(ドーナツ型クッション必須!!)
数時間おきに看護師さんがアイスパック、ドレーン、尿器をチェックしに来てくれ、痛み止めや抗生剤を点滴で投与してくれます。
私は点滴の薬に敏感だったようで、投与のたびに吐き気がひどく、1回は吐いてしまいました…
すぐに看護師さんが服を着替えさせてくださり、感謝しかありませんでした。
個人的には「痛み」より「不安感」の方が強かったです。
骨を削る大手術で、今のこの痛みが「普通の痛み」なのか「失敗したのか」が分からないからです。
実際、文字パッドに「痛すぎて怖いです」って書いて看護師さんに見せたぐらいです(笑)
でも看護師さんが「初日はなぜお金を払ってまでこんな苦しみを…と思うかもしれないけど、明日からは楽になりますよ」と励ましてくれて、
その言葉を信じて初日を乗り越えることができました。
【Day 2 - 3月28日】
ついにすべてのチューブ類が外れる日!
院長先生がウェイパーのつけ方を直接教えてくださり、トイレも自由に行けるようになりました。
腫れのレーザーも受けました(痛くない!)
午後には看護師さんがプロテイン飲料とうがい薬を持ってきてくれて、ソースボトルで少しずつ飲みました。
久しぶりに「水以外の味」を感じて、幸せな気分に!
友達と夫が面会に来てくれて、腫れをひかせるために一緒に病院内を散歩しました。
ただ、レントゲンを撮るときは、ウェイパーを装着したままで鼻も塞がっていて、口での呼吸も困難な状態だったのでとても怖かったです。
夜は相変わらず長いですが、初日よりもずっと元気になりました。
就寝前に看護師さんから退院後の注意事項と通院スケジュールを案内してもらいました。
【Day 3 - 3月29日 退院日】
退院前にもう一度むくみレーザーを受け、薬局で処方薬を受け取り、夫の車で帰宅。
車の揺れで少し顎にしびれのような感覚がありました…。
家に着いてすぐシャワー!(※首を下に向けてはいけません!)
久しぶりに「座って」ベッドで眠りました…(1ヶ月はずっと座って寝ました…)
病院で支給されたアイスパックと圧迫バンドを使い続け、家でもたくさんプロテイン飲料とかぼちゃジュースを摂取。
一番つらかったのは、薬の服用…。
口も開かないし鼻も詰まっている中、でかい錠剤を粉にして水に溶かして飲むのは地獄でした。
<Day4 3月30日>
まだぐっすり眠ることができません…。ずっと口呼吸なので喉が渇いて夜中に何度も目が覚めましたㅠㅠ
でも、処方された鼻詰まり用スプレーがあったおかげで、寝る前に使うとだいぶ楽になりました!
朝起きたらさらに顔が腫れていました…
でも、術後4~5日目が一番腫れると聞いていたので、特に心配はしていませんでした~
この日も一日中、プロテインドリンクとかぼちゃジュースを飲み、薬を飲み、アイスパックと圧迫バンドをして…
またプロテインドリンク、また薬、また冷やす…をひたすら繰り返していました。
腫れを早く引かせるには散歩が良いとわかっていても、一日中流動食しか食べていないので外に出る体力が本当にありませんでした…
そして、家族がそばにいても普通に話すことができないので、カカオトークで会話してましたㅎㅎ
<Day5 3月31日>
昨日より少し腫れが引きました!!あごと首に少し黄色っぽいあざが出てきましたが、痛くはありません~
この数日間、口の周りの感覚がまだ戻っていないので、無意識に口で呼吸していてよだれを垂らすこともありましたㅎㅎ
そしてこの時期は、たまに鼻血が出ることもあります(おそらく手術の時に鼻の中に残ったもののせいかと)
それで、義母が甥っ子用の赤ちゃん用タオルをくれて、一瞬自分が赤ちゃんに戻ったような気分でしたㅋㅋ
良かった点は、自分で髪を洗う必要もなく、ドライヤーもいらないこと!本当に赤ちゃんのようにお世話してもらってましたㅎㅎ
<Day6 4月1日>
鼻づまりの症状がかなり良くなりました!!
左右の顔の大きさが少し違って見えたけれど、院長先生が「左右で腫れが引くスピードが違うこともある」とおっしゃっていたので心配していませんでした~
それで腫れを早く引かせるために、ついに散歩に出かけました!でも飲み物しか摂っていなかったので、少し動いただけでお腹が空いてすぐに帰宅しましたㅎㅎ
こうしてマスクと帽子をかぶって犬と散歩するのが、1ヶ月間のルーティンになりました。
最近は食べ物が食べられないから、普段は全く見なかった「モッパン(食事配信)」を
毎晩寝る前に夫と一緒に観て、間接的に満足感を得ていました。
「食べられるようになったら絶対これ食べたい!」というリストももう作っちゃいました~~
<Day7 4月2日「通院日」>
ついに抜糸の日が来ました!!
注意事項に、「抜糸後は小さい歯磨き粉で歯を磨ける」「ごはんを食べるときはウェイパーを外せる」
「味付けされたおかゆや、噛まずに食べられる柔らかい食事がOK」と書かれていたので、ものすごく期待していました!!
ワクワクしながら病院へ行き、院長先生に「傷の治りも順調」と言われながら無事に抜糸完了(ちょっと痛かった…)
この日に、手術中に抜いた親知らずの費用もお支払いしました。
喜び勇んで帰宅したのですが…ちょっと自分を過信しすぎました。
帰ってすぐ、牛乳に浸したパンとジャージャー麺を食べようとしたのですが、結局ほとんど食べられず(食べるのが大変すぎたㅜㅜ)、お腹を壊してしまいましたㅠㅠ
長い間固形物を食べていなかったのに、いきなり油っこいものを食べたのが原因だったかも…
それでも、流動食ではなく「本物の食べ物」を食べられて幸せでした><
<Day37 5月2日「矯正スタート」>
1ヶ月が経ちました~!ついにウェイパーを卒業して矯正が始まりました!!
病院に行ってまずレントゲンを撮り、矯正器具を装着しました〜〜
歯科の先生によると、手術中に歯茎に埋めたスクリューは炎症もなく順調に回復しており、
今後歯を動かすときに使う可能性があるため、ひとまず残しておくことになりました
今回は上顎だけに矯正器具をつけました。前歯のスペースが狭すぎて、矯正装置をつけられないため、
まずは奥歯にスペースを作る目的で装着しました。
来月の初めには下の矯正器具もつけに行く予定です〜楽しみ!!
<手術後に経験したことと、対応策>
最後に、私が手術後に体験したいくつかのトラブルと、それに対して
実際にコーディネーターの方から教わった解決方法をシェアします!
- ウェイパー装着中に口の中のスペースが腫れで狭くなり、口内炎ができやすくなった
→ 口内炎用の軟膏を塗ったり、ビタミンを補給することで改善
- 流動食のみで生活していたため、立ち上がるときなどによくめまいがした
→ 固形物が食べられなくても、カロリーの高い食品で栄養補給することが大切!
- 歯を磨くと歯茎から出血
→ 体調や口腔ケアがうまくできていない時期なので、少しの出血はあり得る
最後に一番大切なこと!
このような大きな手術の後は、本当に体調管理が超・超・大事です!!!
「もう慣れたから大丈夫」と気を緩めず、常に意識して気をつけてください!
私の母が韓国に遊びに来て、(矯正装置をつけた翌日から)3泊4日の旅行をすごく楽しんだんですが、
そのせいか、スクリュー8本のうち1本に炎症ができて、あごが痛くなってしまいましたㅠㅠ
あまりに心配しすぎて、夢の中で自分のあごが落ちる夢まで見ました…。
すぐに病院で診てもらったところ、院長先生が一目見て「最近疲れてませんでしたか?」と聞いてくださり、
使えないスクリューは全て抜いてもらい、1週間ほど薬を飲むことになりました…ㅜ
以上が私の両顎手術の体験談です!
両顎手術を考えている方の参考になれば嬉しいです〜!