


<手術前>



<手術後>
こんにちは!
両顎手術を受けて1か月が経ちましたが、その過程や感じたこと、悩みを簡単にでも共有しようと思います。
私はひどいしゃくれではありませんでしたが、3級の不正咬合がありました。そして多くの方が共感されると思いますが、無表情のときより笑ったときの方がしゃくれが目立つため、笑顔に自信が持てませんでした。
そのため、無表情でいることが多く、冷たい印象や強そうに見えると言われることも多かったです。
写真を撮るときも笑顔を作るのがぎこちなく見えることが多く、オンライン面接で話している自分を撮影して見てみると、笑うときだけでなく、話すときにも不正咬合がかなり目立つことに気づきました。
そのため、笑うときや話すときにはしばしば口を手で隠すようになり、なぜか年を重ねるにつれて、話すときに少し発音の違和感も出てきました。
それでも手術は怖かったため、手術なしで矯正だけで私の感じるコンプレックスが改善されるのかと、歯科に何度かカウンセリングに行きました。
矯正で歯の不正咬合は治せるけれど、基本的に骨格である上顎が小さいため、歯の矯正だけでは私の感じるコンプレックスの改善は難しいと回答を受けました。
また、歯の3級不正咬合だけを矯正する場合でも、期間が3~4年かかると言われたため、最初は諦めていました。
それでも、自分のコンプレックスを受け入れたり認めたりすることもできず、悩みはずっと残っていたと思います。
そのためか、仕事を少し休む期間ができたことで再び悩みが浮上し、悩みに悩んだ末に、両顎手術を受ける決断をしました。
<病院カウンセリングと決定>
私は手術前に、4か所ほどカウンセリングに行って決めました。
口コミをたくさん調べたうえで、わざと保守的な病院、中間の病院、開放的な病院の3か所を選んでカウンセリングを受けました。
保守的な病院では手術を勧められず、開放的な病院では矯正なしで両顎手術だけでも可能と言われました。
中間の病院では、事前矯正は必須ではないけれど、短期間でも矯正をしてから手術を行うと良いよ、と言われました。
わざわざ保守的、中間、開放的な病院を選んでカウンセリングを受けましたが、予想通りの回答ばかりで、カウンセリングを終えた後もさらに決めるのが難しくなってしまいました;;
結局、追加でもう1か所だけカウンセリングに行き、そこで手術を決めることにしました。(WHY口腔顎顔面外科)
WHY口腔顎顔面外科でのカウンセリングも、他の病院と大きく違うわけではありませんでした。
ただ、長年のコンプレックスではあったものの重度のケースではなく、手術がとても怖かったので、決断した後もずっと迷っていました。
そのときカウンセリングで先生に「どう思いますか?」と尋ねると、淡々と「いずれにしても、やればマイナスよりプラスになると思います」という客観的な言葉をいただき、印象に残りました。決断の助けにもなったと思います。
(ちなみに先生はカウンセリングの際、「コンプレックスは改善されるが、両顎手術をしたからといって美しくなるわけではない」という点も客観的に伝えてくださいました。
私も、自分の顔には限界があり、美しくなることを期待して手術を決めたわけではなかったので、その言葉は事実を率直に伝えてくれるという意味で悪くありませんでした。)
また、私はカウンセリングを受けて回る中で、病院ごとの違いはそこまで大きくないと感じました。
なぜなら、カウンセリング後に家で内容を整理してみると、結局どの病院にもそれぞれ長所と短所があると思えたからです。
そのため、むしろカウンセリングを回る中で「この先生なら信頼できそうだ」「信頼を置けそうだ」という基準で選んだ気がします。
もちろん病院や院長が患者に信頼を与えることは大切ですが、実際に一度会っただけで先生や病院をすべて知ることは難しいですよね。
両顎手術は、手術後の安定化まで長い期間がかかります。その間、不信感や不安で揺らぐと、回復の過程をしっかり追うことが難しくなると思ったので、信頼できるかどうかは大事な判断基準でした。
<手術当日>
当日は「もう後戻りできない」と思い、「何も考えないようにしよう」という気持ちで病院に入りました。
カウンセリングスタッフから手術同意書の内容を聞き、サインをした後、短く先生と手術計画について話をし、手術着に着替えて入院室で少し待機しました。
手術室に向かうとき、看護師さんが緊張や恐怖心を和らげるように背中をさすってくれ、気持ちを落ち着けてくれました。でも実際に手術台に自分で横になり、看護師さんが緑色の布で全身を覆うと、突然とても怖くなりました。
手術台に横になり、目の前の壁を見ると、そこにはイエス・キリストの十字架像が掛かっていました。
十字架を見ているとき、麻酔科の先生が呼吸器のチューブを顔に当て、私は「先生、怖いです…」と言ったのが最後で、その後の記憶はなく、気が付くと入院室にいました。
移動中のことはまったく覚えていませんが、意識が戻ったとき、とにかく生きていることへの安堵で、目の前にいた看護師さんに感謝を伝えたように思います。
そして……その後の時間は本当に耐え難いものでした(泣)
手術自体は短時間ですが、その後の耐える時間が本当に大変でした。
この部分については、手術前に先生やカウンセリングスタッフから十分説明を受け、口コミもたくさん調べて知っていたつもりでしたが、実際に手術後の時間を経験すると、様々な思いが巡りました。
長年抱えてきたコンプレックスを解消したいだけで、6年以上も歯科矯正のカウンセリングをして悩み続けてきました。
他の口腔顎顔面外科でカウンセリングしたときも、ひどいしゃくれではないけれど、この悩みがどうしても拭えないなら手術をするのもよいかもしれない、と言われたこともありました。
しかし、それでも手術直後の痛みは、自分自身に「こんなことをしてしまうほど、自分の姿を受け入れられなかったのか」「自分をこんなに傷つけるほど自分を嫌っていたのか」という混乱を引き起こしました。
以前の自分を嫌っていたための決断なのか、自分自身に対して申し訳なく、何より家族にも申し訳ない気持ちになり、涙がたくさん出ました…。
(ただし、手術直後は顔に圧力をかける行動は禁止されているので、悲しくても泣くことはできません。)
これからさらに6か月~1年は慎重に過ごさなければならないことを考えると、さらに自分や家族に対して気持ちが重くなりました。
手術後は6時間、水も飲めず、眠ることもできません。鼻で呼吸できないため口でしか呼吸できず、口内は非常に乾き、喉も渇いて耐えるのが大変でした。
加湿器や水で湿らせたガーゼで口や鼻の湿度を保っても、辛さは変わりませんでした。
やっと迎えた水を飲む時間も、口内が腫れていたためほとんど飲み込むことができず、少し湿らせる程度しかできませんでした。(その瞬間は本当に絶望的でした。)
その後も口呼吸を続けなければならず、口は常に乾き、鼻血も多く出て左の鼻には止血用のものを入れました。
また、以前に合わない抗生剤があったことや、空腹時に注射薬を投与したこともあってか、最初に注射薬を入れたときは吐き気がし、夜中の注射では結局嘔吐しました。
私は手術後、夜7時まで母がそばにいてくれました。
手術前のレビューでは、病院に看護師さんが常にいてしっかりケアしてくれるので、1人で手術を受ける方も多いようでした。
私もそういうレビューをよく見ていたので、手術前は母に毎日来てもらう必要はないと言っていましたが、手術を受けてみると体だけでなく心も弱っており、母に「明日は来なくてもいいよ」と言うことができませんでした。 1人で手術を受けた方々を改めて尊敬しました。
手術当日、母が帰宅した後、先生がもう一度チェックに来てくれて、「今夜はかなり大変ですよ」と言われましたが、「一日一日大丈夫になる」とも付け加えてくれました。
看護師さんを通じて、私が薬で吐き気を感じていることや、左の鼻からの鼻血が多いことも把握されており、起こりうる症状だと説明してくれました。
夜中も頭痛は続き、口が乾いて眠れず、ずっと座っていなければならなかったので脚やお尻も痛く、時間が非常にゆっくり過ぎるくらいに感じました。
それでも、手術当日の早朝に看護師さんが、心配性で敏感な私をとてもよくケアしてくれたおかげで、手術後の最も辛い時間をなんとか耐えることができました。
私は心配性で看護師さんに質問もたくさんしましたが、すべて安心できるように答えてくれました。
嘔吐後、注射薬を入れるのが怖い私のために、薬を希釈して時間を分けてゆっくり入れてくださいました…ㅠ
さらに、看護師さんは「もともと敏感な性格ですか?」と聞いてくれて、体も顔も力を抜くのが良いけど、不安になったり敏感だと、体も顔も常に緊張状態になって、薬への抵抗感も大きくなる、と教えてくれました。
看護師さんは「両顎手術は大きな手術だから大変なのは当然。でも最近は危険な手術ではないので、退院後もあまり不安にならず、少し気持ちを楽にしたほうが回復も早い」と励ましてくれました…ㅠㅡㅠ
とても不安で辛かった手術当日の夜も、看護師さんのおかげで乗り越えることができました。
〈2日目〉
2日目は、看護師さんが尿カテーテルとドレーンを外してくださり、トイレの行き方も教えてくれました。レーザー治療も受けました。
相変わらず体に力が入らず、頭痛もあり、微熱もあって意識もぼんやりしていましたが、少しでも腫れを引かせるために、病院の中をこまめに動いて散歩をしました。
そして私は2日目に、母が看護師さんから処方箋を受け取って、退院後に飲む薬をあらかじめ購入してくれていたので、退院時は少し楽でした。
その日の午後に来た看護師さんも引き継ぎで私の状態を確認していたのか、処方箋を渡す際に薬局へ直接電話をして、「この患者さんは抗生剤などの副作用が出やすいので、処方内容と同系統の別の抗生剤に変更してください」と伝えてくれていて、家に帰ってからも安心して薬を飲めるよう配慮してくれました。
それに「吐くのが怖いからといって、絶対に薬を飲まないのはダメですよ…」とも言われてㅠㅠ
本当に気を配ってくださってありがたかったです。
2日目の夜もなかなか眠れず、それでも看護師さんがベッドの角度を前日より少し下げてくれたおかげで、前日よりは少し眠れた気がします。
〈退院日〜3・4日目〉
退院日は、両親が来る前に朝の院内散歩も一度できて、退院準備も無理なく終えました。
朝の散歩中に、手術室へ大きな酸素ボンベを何本も運んでいる方々を見て、
「自分は本当に簡単じゃない大きな手術を受けたんだな」と改めて実感しました。
退院後も気道や顔の腫れが強く、呼吸や飲み込みがとても大変でした。
薬も全部砕いて1錠ずつ、30分〜1時間かけて本当にゆっくり飲みました。
鼻で呼吸ができず口呼吸になるため、寝ては起きてを繰り返し、熟睡はできませんでした。
2時間おきに病院から処方されたうがい薬を使い、食事やうがいのたびにウェイパーつけ外しするのも簡単ではなく、
何より一番つらかったのは「薬を飲むこと」だったと思います。
食事はソースボトルに入れた液体(ニューケア、豆乳、ジュースなど)だけでしたが、体がしんどすぎて「食べられないこと」自体はあまり不便に感じませんでした。
話すことも難しく、会話は主にiPadに文字を打ってやり取りしていました。
(ちなみに退院時に「退院後の注意事項」の案内用紙をもらえるのですが、とても細かく書かれていて、退院前にも看護師さんが詳しく説明してくれます…!)
夏の手術で暑さを心配していましたが、退院後は微熱が続き、むしろ寒く感じました。
外気温より体温の方が高く、寒気がしたんです。それにアイスパックで冷やす必要があって、さらに寒かったです。
処方薬には解熱剤は含まれていませんでしたが、特に夜寝ようとすると熱が上がり、だるさや頭痛が強くてつらかったです。
首の後ろにアイスパックを当て続けたのは少し効果がありました。
(後で調べたら、全身麻酔後は体内に麻酔ガスが残って熱が出ることがあるそうです。)
退院直後は「睡眠」と「服薬」が一番の試練でした。
鼻が詰まって口呼吸で寝るため、口や喉が乾き、私は濡らしたタオルをマスクの中に入れて寝ていましたが、4日目の夜は顔が腫れすぎてマスクもできませんでした。
そのため、濡らしたタオルを顔に乗せて寝ました。
毎晩、顔の骨や歯がズキズキして神経が敏感になっていましたが、冷たい濡れタオルを顔に当てて寝ると、神経痛が少し和らぐ感じがしました。
また、退院翌日にちょうど生理が始まり、腫れが一番強いと言われる4〜5日目と重なって、気分的にもかなり落ち込みました。
それでもニューケアを欠かさず飲み、薬を飲み、うがいをし、散歩をし、冷却を続けました。
時間が本当に遅く感じられ、不安や先の見えないことが多く、精神的につらい時期でした。
〈8日目:8/26〉
8日目は病院を受診し、消毒とレーザー治療を受けました。
院長先生が経過を確認してくださり、手術前後のレントゲンも見せてくれましたが、
それを見て「このあとピン除去手術もあるんだな…」と考えると、気が遠くなって少し怖くなりました。
消毒(退院後初診)後からは、具のないスープやお粥なら食べていいと言われ、
帰宅後のお昼に、液体やニューケアではなく、かぼちゃ粥を赤ちゃん用スプーンで食べました。
具のないものを、ゆっくり少しずつ食べられるようになりました。
相変わらずお腹は空いていましたが、ニューケアやプロテイン飲料以外のものを食べられるのが嬉しく、体力も少し戻って回復に役立っている感じがしました。
また、この日から歯磨きも可能になりました(子ども用歯ブラシで優しく)。
初めて歯を磨いたときは、歯に感覚がなく、歯ブラシを当てても何も感じなくて不思議でした。
さっぱりはしましたが、口があまり開かない状態での歯磨きは時間がかかり、終わると顎が少し痛くなりました。
ウェイパーもしっかり歯ブラシで洗いました。
睡眠時間は少しずつ伸び、痰で途中覚醒して「ゲホゲホ」する回数も減りましたが、
まだ口呼吸だったため、深く眠るのは難しかったです。
(この問題のため、病院で点鼻薬オトリビンを処方されましたが、私は退院時まで、そして退院後もしばらく鼻血が続いていたため、
鼻の毛細血管を刺激するのが怖くて使用できませんでした。代わりにベビー用オトリビンを使っていました。)
〈11〜14日目:8/29〜9/1〉
寝る前に、右鼻に詰まっていた大量の鼻水が出て、鼻呼吸がかなり楽になり、
「寝るのが怖くない」と初めて感じた日でした。
それまでは口と鼻に濡れタオルを当てて寝ていましたが、11日目からはマスクだけで眠れ、途中で起きることもなくなりました。
ただ、まだ横にならずに寝ていたため、首や腰は不快でした。
9日目以降は腫れもほぼ横ばいで、あざも徐々に薄くなったり下に降りてきました。
温湿布をよくしていたおかげか、口周りや顔の筋肉の可動域が広がり、人中の動きも柔らかくなって、上唇を動かすと前歯が少し見えるようになりました。
退院後初診までの時間は本当に長く感じましたが、初診後から2回目の診察までの1週間は、最初の1週間よりも時間が早く感じられました。
(時々落ち込むこともありましたが、確実に少しずつ良くなっていました。)
この頃、歯磨きの際に左の口内を触ると、顎のラインに沿って神経線のようにピリッとした痛みがありましたが、20日を過ぎる頃には治まりました。
当時はこれも不安でしたが、やはり気持ちを楽に持つことが大事だと感じました。先生も「術後初期なのであり得る」とおっしゃっていました。
それと、単純ですが、気分が落ちた時にサーティワンのアイスを食べるのが少し救いになりました。
〈15日目:9/2〉
退院後2回目の診察(抜糸)の日でした。
抜糸は5分ほどで終わり、全く痛くないわけではありませんでしたが、想像していたよりは楽で、何より先生が手早く終えてくださったので、心配していたよりずっと無難でした。
院長先生からは、抜糸後は口を開ける練習や口周りを動かす運動をしっかり行うように言われ、そうすることで1ヶ月後の矯正治療も楽になるとのことでした。
開口練習は、指で力を加えて、顎が少しだるくなるところまで開ける練習をするようにとのことでした。
私は、縫合糸で中が固定されていたせいで発音や話し方がぎこちなかったのだと思っていて、抜糸すればすぐ発音が良くなると思っていましたが、この時点ではまだ話しづらさが残っていました…。
また、抜糸後に歯茎にワイヤーのようなものが舌に触れて、初めて矯正用スクリューが歯茎に埋め込まれていることを実感しました。
〈21〜27日目:9/8〜9/14〉
鼻血が落ち着いてからは、あずき粥、さつまいも、ぶどう、どんぐり寒天、豆腐、茶碗蒸しなど、栄養のあるものも食べ、
お粥も牛肉野菜粥を中程度にミキサーして食べました。
この頃には頭痛や腫れもかなり減り、本を読めるくらいのコンディションになりました。
ただ、長時間うつむくのはまだ難しく、本やタブレットはスタンドに置いて読んでいました。
体力も回復し、散歩の時間も長くなりました。
体調が良くなると、うっかり急にうつむいたり、首を横に倒したりしてしまい、
鼻に圧迫感が出たり顎が痛くなったりしたので、この時期も注意が必要だと感じました。
また、この頃まで鼻の奥から少しずつ出血していたのか、鼻から血の匂いが続いていました(その後は治まりました)。
見た目はまだ不自然で落ち込みましたが、
カウンセラーの方が「術後1ヶ月未満では見た目の評価はできない段階」と言ってくださり、
気持ちを切り替えて時間に任せようと思いました(泣)
体重は最初の2週間で4kgほど減りましたが、その後は間食が増えたせいか、1ヶ月時点ではほぼ元に戻りました…。
食べられる種類は少ないですが、量は以前とあまり変わらないからだと思います…。
25日目には声も元に戻りました。
人それぞれだと思いますが、私は術後、発音も声も少し子どもっぽくなっていて、
25日目に再び中低音の自分の声に戻り、驚きつつも、元の声なのに少し違和感がありました。
また、抜糸後から辛い食べ物も食べられるようになりますが、
口内の粘膜がまだ弱く、手術前より辛いものは食べにくかったです。
歯磨き粉も以前より辛く感じましたが、
辛味は味覚ではなく痛覚で感じるからだと思いました。
これで1ヶ月目の経過レビューを終わります〜!