

こんにちは!
両顎手術を決心し手術してから2週目が過ぎたので、レビューを書いてみようと思います。
大きな決断を控えていたり、現在手術後の様々な困難を乗り越えている
同志のような皆様に少しでも力になれたらという気持ちでレビューを残します!
(便宜上日記のように作成しました。 )
- 手術前の状況。 -
4~5年前頃に歯科矯正を始めた。矯正前には左下顎の奥歯は虫歯治療で抜歯しており、インプラントをしながら矯正するか、それともただ矯正を進めるか相談を進めていたところ、インプラント+抜歯なしで矯正してみようと言われて矯正を始めた。ところが…
矯正中に空間が足りないと言って上顎2本下顎1本抜歯をすることになった。(後日この決断をとても後悔することに…ハァ…)
そうして矯正は予定より早く終了した。(当初は2年掛かる予定が、1年5ヶ月程度で終了した。)
そして特に何も考えずに過ごして…だんだん上顎の人中が凹んでみえるようになった。ないはずのほうれい線までできた。口は突出している方ではなかったのに、口がだんだん入ってみえるようになった。
あまり気にしないようにはしていたが…これがだんだん気にせざるをえないほど年々人中の凹みがひどくなってきた。
当然、上顎の人中が凹んでみえると自然に下顎が出て見えるようになり、だんだんしゃくれ顎になってしまった。そして少し非対称になった。
そうしてストレスを受けながら生活していたが、これ以上ストレスを受けたくないと洋楽手術を悩みはじめた。
しかし、ひどいしゃくれ顎でもないし、噛み合わせにも大きな問題はないし、真剣に悩みはしなかった。
そうしていたらたまにYouTubeで両顎関連の動画を見るようになった。
ここでとても神秘的なアルゴリズムの力で色んな両顎関連の動画を見始めた。笑
そうするうちに「あ~、両顎のカウンセリングでも受けてみようかな」という軽い気持ちで病院2か所カウンセリングの予約を取った。
-手術前カウンセリング-
予約した2ヶ所の病院のうち1ヶ所は最初にカウンセリングにいった病院がとても気に入ったからもう1ヶ所にはいかなかった!あえて他の病院に行かなければならない必要性を感じなかった。
まず、カウンセリングを進めてくださった室長がしっかりと説明をしてくれました。私の質問にも落ち着いて答えてくださり、何よりとても気楽な感じでカウンセリングをしてくださった。実はこういう病院を初めて訪問したので少し緊張していたが、カウンセリングを受けながら自然と緊張がほぐれた。
気軽に話していたらカウンセリング中に院長がきた。
実は院長はYouTubeでたくさん見ていた。
実際に初めてお会いしたら…最初はちょっと芸能人を見てる気分だった(YouTubeの見すぎ注意)
私はカウンセリングを受けに来たはずなのに本物の院長を見たらちょっと不思議な感じがしてカウンセリングにきていたことを一瞬忘れてしまった。
とにかく院長に私が来た理由を説明した。じっくり話を聞いてくださり、両顎ができるケースとそうでないケースを簡単に説明され、私は両顎をしても良いケースだと言われた。ただしドラマチックな変化が起こる可能性は高くなく、手術によるメリットとデメリットを詳しく説明してくださった。そして手術後に、私の希望の中で可能な範囲とそうでない範囲、そして私が考慮していなかったデメリットまで説明してくださった。例えば、私は上唇が薄い方だが、手術を受けると上唇がもっと薄くなるだろう、とか。
その部分は全く考えていなかったのに、すごく正直な方だと思った。普通手術を受けさせるためにメリットをもっとたくさん言うよね?と思ったけど、院長はすごく確実なことだけを話してくださるのを強く感じた。
だいたい15分くらい?カウンセリングを受けた気がする。そんな長くならなかったのは、私が手術を絶対したいという気持ちで受けてなかったので、私も質問がそんなに多くなかった。
そうしてカウンセリングを終えて家に帰り、2日ほど悩んだ末に手術を決心した。
人中の凹みとしゃくれ顎気味なのが今後ストレスになりそうだったので…!
手術前にWHYで決心した理由は…
1. 院長の適切な説明と事実+正確な判断
2. カウンセリング時の室長の親切な態度
3. 清潔で清潔な施設
この3つだった。
そうして手術を決心した後、また病院に連絡した。
-手術前日まで-
普段通り過ごした。毎週1回登山。ジム2回と食事と同じようにした。両顎をするとしばらくたくさん食べられないと聞いていましたが、どうせすぐ食べれるようになるだろうと思い別に何かを食べたりしなかった。(これは今でも後悔しています…考えが甘かった…)
妻のすすめで手術前日にチキンを頼んで食べた。
-手術当日-
毎日起きる時間と同じ時間に起床(AM7時)
一番最初に準備したのは手術後病室で仕事をするためのノートパソコンとマウス、携帯の充電器など電子機器類。
この時は本当に知らなかった…僕は…僕は手術を受けたらすごく元気に仕事をしてNetflixも見れると思っていた。
これから起こることなんてつゆ知らず…。
隣で妻はずっとそれだけでいいの?他の人は加湿器にネックピローにウェットティッシュ、スリッパなど色々必要だっていうのに、あなたは何も持って行かないの?と。
「うん、俺は何も要らない^^」
この言葉を残し服を着て病院へ出発!
病院から朝スキンケアもするなと言われていたので、言われた通りにした。
絶食+スキンケア禁止!
病院到着後、病室の割り当て。
1人部屋だし、とてもきれいでびっくり。洗面台、鏡、キャビネット、ソファーなどなど…僕が見た1人部屋の中で一番良い感じだった。
病室を鑑賞していると、看護師さんがきて手術前の注意事項と同意書、患者服などを用意してくださった。
最後に口内消毒をして病室で待機していたが、AM10時30分頃か11時頃か…そのくらいに手術室に入った。
(この時まではそんなに緊張しなかった。何も知らなかったし…初めてだったから…)
手術室に横になって注射を打って…その後の記憶がない。いつ寝ても何をしたのかもさっぱり思い出せない。
そして…
目が覚めたら病室だった。はぁ…
今まで両顎手術のレビューを見ていなかった私は、手術直後の苦痛について本当に無知だった。
そんな状態で苦痛が訪れるようになるが…
1. ひどくむかむかする
吐いてはいけないのに、気が狂うようにむかむかする。我慢しようとしたが吐かざるを得なかった。
2.急な悪寒
手足がひどく痺れて血行が悪いような。痺れすぎて手足が青ざめた状態でぶるぶる震えていた。
この二つの症状がひどくでた。その時看護師さんが嘔吐したのを全部片付けて、電気毛布を持ってきて暖かくして、手足を揉み続けてくださった。看護師さんは2名いたが、1人は私の手を、もう1人は私の足をずっと揉んでくださった。
私は痛みもあるし何度も吐くし寒いのに看護師さんがそばでしっかりケアをしてくださり、痛みの中でも感謝と申し訳ない気持ちになった。実は保護者がすべき役割だと思いましたが、看護師さんたちはまるでや保護者のように横でずっとケアをしてくださり、患者が私だけしかいないのかと思った。(後で分かった事実だが、私以外にも患者さんがいた)
そしてこの時知った事実なのだが、私は麻酔ガスに対する敏感症?敏感な反応?を持っていたらしい。
私が嘔吐が続き、目も開けられずとてもしんどかったので院長も5分おきにずっと私をチェックしに来てくださった。
そして麻酔ガスでこれほど苦しむ人が1年で3人いるかどうかだが、その中の1人とのこと。
本当に良いものに当たったね。なんなんだ…(笑)
とにかく、2~3時間ずっとしんどかった。
随時看護師さんたちが私の病室に来て、脈拍と呼吸を確認し、手足がしびれていないか確認し、吐いて汚くなった口の部分を拭いてくれて、鼻づまりしないように加湿器を調節してくださった。 迷惑をかけすぎている気がして電子パッドに「ごめんなさい」と書いたら
看護師さんが、「全くそんなこと思わなくていい」と言い、「今日だけ我慢すれば楽になるから心配しないで」と慰めてくださった。
入院中ずっと看護師さんたちに何回感謝したか分からない。院長や看護師さん、私のことをケアしてくださる全ての方がマザーテレサ、仏様、神様に見えた。
ずっと我慢しながら耐えていたが、これ一人では大変だと思った。
朝とてもクールに家を出たのに、8時間後に子供みたいに妻を呼んでほしいと看護師さんにお願いした。
朝、妻が一緒に行くと言った時、大丈夫、終わったら連絡するよと言ったのに…私が直接呼ぶこともできず、看護師さんにお願いした。
ありがたいことに1時間で妻が来てくれた。
そして手足をずっと揉んでくれて看病してくれた。(この時看病に来た妻も看護師さんが椅子や飲み物を用意してくれて…博愛主義平和主義天使だった)
結婚して2年目でこの時母が言っていた言葉を思い出した。「息子よ、人は1人で生きているわけではない、年を取ればわかる…」(結婚しましょう絶対!一人で生きられる世の中ではありません)
こうして長い長い手術当日の夜が過ぎる。 (ほとんど寝れなかった)
時間が経つと嘔吐は止まり、手足のしびれもよくなった。
1次関門を通過すると、すぐ2次関門が始まった 鼻が詰まり息が苦しく、ひどい頭痛がした…終わるまで何が起きるか分からないね。
- 手術後1日目 -
朝になった事にも気づかなかった。 点滴と鎮痛剤を打って相変わらずヘロヘロな状態。そんな意識がはっきりしていない状態で、血 血袋と導尿カテーテルを取ってくださった。
その後治療室で腫れのケアを受けた時に、やっとぐっすり寝た気がする。15分くらいだった気がするが、それでもすごくよく寝れた。
治療後初めて携帯も少し触れ、時間も確認できた。昨日はそんな気さえ起きなかった。
私はSSRO方式で手術を受けたので顎間固定はしない。なので水を飲んでみようと挑戦。紙コップで飲んでみようとしたがそんな簡単ではなかった。
この時から両顎手術のレビューを一生懸命探してみるようになつた。手術後のレビューを読むと、すべてのレビューが胸に響く。 本当に丁寧に全部読んだと思う。
レビューを残してくださった全ての両顎経験者に感謝する。本人の経験談を文章として残すのは大変だろうに…読む側は応援されているようで力が出る。
私も少し回復したら必ず詳細にレビューを残そうと決心した。
こうしてレビューを見ながら時間を過ごした。途中途中で私の状態をチェックしに看護師さんがいらっしゃった。院長も昨日よく耐えたからもう一番大変な山は越えた、少し頑張ろうとおっしゃってくださった。
入院中一番有難い人:院長+看護師さん
そして夜になって…
昨日よりは少し良くなったのでトイレに行こうと起きた。めまいがする…しばらく座り、何歩か歩くとまたくらくら。
それでも一回行ってみようという気持ちで大きく深呼吸をしてトイレに行った。
トイレは病室のすぐ前。 本当に目の前だからそんなに遠くもないのに今の状態ではそもそも歩くのが大変だった。
入院一週間前には4時間登山もしたのに、今は目の前のトイレすら大変だなんて…
しかし、ここでじっとしていてはいけないと思った。
眠れなかったので無理に寝ず、病院の中を少しずつ歩いていた。
横になって歩き、横になっては歩き…そんな中、看護師さんが私のアイスパックをずっと交換しては鼻血を拭いてくださった。感動が止まらない。
長い1日がまた過ぎた。
- 手術後2日目 -
今日は退院日。
もう数日入院する方もいるみたいだが、私の場合は家にすごく帰りたかった。痛いのも家で痛いほうがもっとケアができるんじゃないかと思った。
朝看護師さんが来て、家で注意すべきこと、やるべきこと、処方箋などを詳しく説明してもらい、丁寧にあれこれ気遣ってくださった。
そして妻が到着。 まだ頭痛もあり、体力が完全に底をついていたので、まともに挨拶もできず退院した。
退院後、病院の近くの薬局で薬を買って帰宅。
家に着いたら気が楽になった。
それでも、頭痛と顎の痛みで体調はほぼ0みたいに悪い。
でも何か飲めば薬が飲めるので、百均でソース入れを買った。レビューを見るとソース入れが1番とのことだったので…。使ってみてソース入れ以上のものが見つからないことを実感した。(2週目になった今でもソース入れを使っています。)
ソース入れは3つ買った。 一つはうがい用、もう一つは水飲む時用、もう一つはマルチに使う用。
(買う時小さすぎるの買わないで下さい。私は300ミリのものを買って愛用していました。)
ソース入れにニューケアを入れて半分くらい飲んだ。その後薬も飲んだ。
薬は初めて飲む時少し大変だった。まだ喉の中が腫れているから当然かもしれない…。
この時から水をたくさん飲んだ。喉が痛い時は水が最高!水をたくさん飲んでいたら喉の腫れも少しずつ引きはじめた。
のどの腫れがおさまると薬を飲むのも楽になった。夕方以降ニューケア1本を飲み干せるようになった。
*手術決定後の進め方及び退院後に感じたこと*
カウンセリング予約→1度目の病院訪問→室長カウンセリング→院長カウンセリング→病院決定→2度目の訪問→CTを撮りウェイパーの作成。この院長ともう一度全体的な手術の進め方についてカウンセリング→3度目の病院訪問→手術当日。手術前に院長と最後のカウンセリング→手術室入室→手術終了。
プロセスはこんな感じ。手術まで院長とのカウンセリングは計3回行う もし希望するならもっとできる。聞きたいことや望む方向性があれば気楽に話せる。院長も面倒くさがっているようにみえなかった。
その他必要事項や不明な点は室長が説明してくださる。私は実際そんなに質問をしなかった。理由は…聞く前に大体のことは全部説明してくださり、他に特に聞きたいことがなかった。
それから入院時にあると役に立つもの!
楽に履けるスリッパ+ネックピロー(横になって眠れないのでネックピローがとても役立つ)+加湿器(鼻が乾燥しないように。呼吸するのにとても必要)
+百均のソース入れ、できるだけ大きいサイズ(手術後は口の感覚がない。紙コップで何かを飲むのは大変)+ウェットティッシュ+箱ティッシュ+携帯電話充電器+手鏡
これくらいで十分だと思う。
私はあまりにも準備なしで入院したけど、私が手術した病院にはないものがなかった。 ネックピロー、スリッパ、加湿器、ティッシュなど必要なものはほとんど病院に備えつけられていてとても便利だった。
あえて必要なのを上げるならソース入れくらい?でもこれも何かを飲めるコンディションの人だけが必要だろう。
そして病院に行って手術後に仕事をしようとは思わないでください…持って行ったノートパソコンを取り出すことさえできません…。
退院する時、アイスパックとフェイスバインドを頂いた。私が必要なものは全部用意してくださった。ありがとうございました!
退院後に感じたことは
“初日だけとにかく我慢してください。初日だけ耐えても50%の苦痛は乗り越えたも同然“この言葉が一番記憶に残っていて、その言葉は事実でした!
-3日目 -
相変わらずほとんど眠れない。ただ、初日よりは少しずつ寝る時間が増えてきた。
少し横になって寝ると、あごの痛みがすごい。そして頭痛も相変わらずでも胃の調子もまだ良くない。
でも歩けるようになった。
最初よりましになった点は
1.歩ける
2.しんどいけど何かしら飲める
この2つはできるようになった。
そして腫れがだんだんひどくなった。確かに院長が一週間まではとても腫れるとは言っていたが、私は普段あまりむくまない方で、むくむ経験が少ないので腫れたかどうかよくわからない。
しかし、手術後の腫れは想像以上だった。生まれて初めて見る腫れ。鏡で私の顔を見たらむくんでるからむしろ笑いが出た(笑)完全に別人。
まあ腫れは収まるだろうと、あまり気にはならなかった。ただ不思議。
あ、こんなに別人になるんだ…こう思った気がする。
そしてニューケアを注文した。
-4日目 -
一日経つごとに寝る時間は少しずつ増えてきた。
寝る時間が増えた分、体調も良くなっている感じ。この頃からお腹が空くようになった。
ニューケアを一度に1パック飲めるようになった。これでは栄養が足りないと思った。
何が食べられるかな?
YouTubeやインターネットで検索し色々調べてみた。まず、お粥をできる限り潰すと良いという。
お粥を口に入れてみたが…大変だった。スプーン2杯くらい食べてそのまま放置。再びニューケアを飲んだ。
一応4日目はニューケアで耐えた。
そして散歩をしてみた。家の近くの公園一周が2.8km程度。ゆっくり一周してみると35分ぐらいかかった。
普段は18分切るくらいなのに…。
それでも散歩できること自体に感謝した。
-5日目 -
昨日よりもうちょっとよく寝れた。相変わらずの頭痛と顎の痛みがしんどかった。
体がしんどいので今私が頼れるのは、私より先に手術を受けた両顎の先輩たちと、現在私と共に苦痛に耐えている名もなき同志たちの感想だった。
本当にたくさん読んだ。レビューを見ると元気も出るし、今日だけ耐えようと思えた。
室長が私のことを気にかけてくださった。腫れはどうか、食事はどうしているか、鼻血は出るか等々…退院後も気を遣ってくださる感じ。とてもありがたい。
そして今日は少し違うメニューに挑戦した。
プルゴギのお粥半分と小さいツナ缶に水を混ぜてミキサーにかけた。百均のソース入れて食べた。
味はまぁ…とりあえず生きるために食べた。いや、飲んだ。
この時からミキサーとともに過ごした。食べられるもの全てをミキサーにかけて飲んだ。お昼にはバナナ+牛乳+鶏むね肉を入れてすりおろして飲んだ。
夕食はニューケア+バナナをすりおろして飲み、おやつにはトマト+牛乳をすりおろして飲んだ。
食べてから散歩に行った。
今日知った事実は、朝起きたら頭が割れそうで顎もすごく痛いのに、しんどくても食べて活動すれば少しずつ良くなるということ!
-6日目 -
早く1週間過ぎてほしい。生きていてこんなに病院が恋しいと思ったことがあるかな?多分学生時代授業をサボるために病院に行こうとした時以外思い出せない。
「早く病院に行きたい」
朝食=おかゆ+鶏ささみすりおろし+ニューケア
昼食=おかゆ+缶ツナをすりおろし、ニューケア
間食=巨峰のすりおろし、トマト+牛乳のすりおろし
夕食=ミスカル+牛乳のすりおろし、+ニューケア
少しずつ喉を通るようになってきた。
そして今日から散歩を1時間に増やした。負荷がかからない程度にゆっくり歩いた。
腫れは昨日よりは収まってきた。体重は手術前より5kg減った。
温パックもはじまった。


-7日目 -
今日は病院に行く日。
朝、今日は病院に行く日なのに口の中が汚すぎると恥ずかしいから、ウェイパーを少し外してみた。
意外と簡単にはズレた 口を少し開けられるので舌を磨いてウェイパーも洗った。
ところで…あれ?ウェイパーを外して口を閉じてみたら…
噛み合わせがおかしい?!?!これはどうしたのかと思った。手術失敗?矯正やり直さないといけない?ナニコレ?と色んなことを考えた。
その時ふと退院時にもらった注意事項の紙を思い出す。
紙をしっかり読んでみる。
あは…書いてありますね…まだ骨がくっついていなくて噛み合わせが合わないだけなので驚かないで安心しろと…。
紙もむやみやたらに渡されるものじゃなかった。何でも貰ったらちゃんと読まなければならない。
ドキドキしてた気持ちを落ち着かせて病院へ出発!
病院は地下鉄の駅ととても近く自家用車よりも公共交通機関が便利なのに妻が一緒に行ってくれると言って車で病院を訪問した。
この日天気が本当に良かった。こんな時期に手術を受けたことを少し後悔(その分楽になったということだね…)
病院到着後、腫れケアを受けて院長が口内消毒をしてくださった。院長にお会いできて本当に嬉しかった。
幸い炎症はなかった。今日から歯磨き許可!次の予約を取って病院を出た。
天気が良くてどこかに寄ってみようかと思ったけど、まだ長く外出しているとめまいがしたのですぐ帰宅した。腫れは少しずつ収まっているがあごの下にあざができた。
あざは良くなっている信号だって…あざさえ嬉しいこの感覚はなんだろうか?
*1週目の状態
-呼吸が楽になった。鼻が通るようになった。
-水を飲むのが楽になったし、空腹も感じるようになった。
-まだ頭痛がある。特に朝起きる時。
-手術前のコンディションから半分も回復していない。約40%?何をしてもすぐにめまいがするし疲れる。
-ちゃんと眠れない。2時間に1回ずつ目が覚めるような感じ
-ウェイパーをつけ外ししてもいいと許可された。
- 8日目 -
両顎経験者が少し回復したらやっているというカステラ+牛乳の組み合わせを試してみた。
うーん、味は確かにおいしいけど…しっかり歯磨きをしなければならないめんどくささがある。
まだ口の中が腫れているので歯磨きが難しい。
なので普段食べていた通りにすりおろして食べるようにした。
カステラ+牛乳もすりおろして飲んだ(笑)
何でもすりおろして食べているからミキサーをいいもの買おうかな?と考え始めた。
この時、眠っていた私の病気がまた始まった。
別名装備兵…何でも装備から整えようとする。でも我慢した。
なぜか?
私はいつかは噛んで食べるから!噛むから!!
-9日目 -
確かに鼻が通るようになり呼吸が楽になった。一人でシャワーも浴びた。シャワーを浴びる時、鼻に弱めにシャワーを当てたら鼻通りがよくなった。
睡眠もたくさんとれるようになった。9日目には4回くらい目を覚ましながら寝た。1日目に比べると…かなり進歩。
体調がとても良く、手術後初めて仕事をしようとノートパソコンの電源を入れた。滞った業務を3時間ほど処理した。
ミキサーにかけたものを飲み、働き、散歩をし、薬飲み、家の掃除もした。
これはまあ、1日目に比べると別人レベル。
-10日目-
AM8時起床。2回目覚めた。
朝=おかゆ+鶏ささみ+ニューケア
間食=シャインマスカットすりおろし
業務2時間。 (この時、温湿布も一緒にした)
昼食=おかゆ+ツナ缶+ニューケア2つ
家の掃除と洗濯。専業主夫になってきている。
間食=冷凍ブルーベリー+牛乳
散歩2時間。散歩後シャワー。そして温パック。
間食=トマト+牛乳
夕食=バナナ+ニューケア2個すりおろして飲む
あざがだんだん消えてきた。
口の腫れもだんだん収まってきた。歯磨きをすると…口の天井部分に感覚がない。
私が歯を磨いているのか歯茎を磨いているのか分からない。
感覚異常についてしばらく悩んだ。
腫れは相変わらずパンパン。口中に大玉の飴を4つ咥えている気分。
- 11日目 -
初めて一度も目覚めずに起床。
しかし、朝起きると顎の痛みと頭痛は変わらない。
起きると同時に水をたくさん飲んでうがい。
すぐに朝食。
今日で処方された薬を全て飲み切った。薬をもらった時、これ全部飲み切れるのかと思っていたが飲み切ったみたい。
薬を飲み切ったということは…もうすぐ2回目の通院が迫っているという意味だ。
めちゃくちゃ気分がいい。
温パックは随時行っている。パックは弱火でじっくり温めたほうが長持ちする。
(急いで強火で温めないでください)
温パックをすると頬骨の下から感覚がぴりぴりしてくる。これは感覚が戻ってきている信号だというから…良い兆候。
腫れはピークからは確実に収まってきている。

- 12日目 -
名節連休最後の日だった。
名節の贈り物で豚肉セットをもらった…豚肉…お肉…肉…肉…‼
また目標ができた…いつか君を思いっきり噛み切ってやる!
散歩2時間半+温パック10回
散歩はできるだけゆっくり長くした方がいい気がする。
活動をすると頭痛もましになり、あごの痛みも減少+よく眠れた
-13日目 -
マスクをしていると、両顎手術の患者だと気づかないほど状態が良くなった。
まだコンディションは手術前ほどではないけど…それでも見た目は歩き回るのに問題がなさそう。
食事さえまともにとればコンディションが良くなるだろうに…まだそれができないから…
あと両顎のレビューは相変わらずたくさん見た(笑)
そういえば衝撃的なレビューを見た!
なんと2週目にチキンを食べたというのだ。。
私はまだ噛むことすら一度もしていないのに2週目にチキンだなんて…
いくら人によってケースバイケースだったとしても…
羨ましすぎる!!!!!!!!!!!!!!
-14日目 -
2回目の通院日!
いよいよ抜糸をする日。
レビューを見ると、抜糸はすごく痛いって…とはいっても手術ほどではないと思った。
そんなに緊張もしなかった。
今日は地下鉄に乗って病院へ。地下鉄の駅と病院が近いからやっぱり楽。
到着後、CTを撮って腫れの治療を受けた。
その後抜糸をしたんだが…わぁ痛いのは痛い。一瞬あっ!と悲鳴を上げた。
でも痛みはそんなに長くは続かなった。
よかった安心。ふぅ
それから抜糸をすると腫れがもっと早く取れると院長が言ってくださった。
鏡を見たらなんだか腫れがもっと引いた気が。
さぁ抜糸もしたことだし、これからは私の努力が必要な時期が来たようだ。
一生懸命散歩して、頑張ってすりおろして飲んで、一生懸命管理をしないと…という決意!


*2週目後の状態
-目を覚まさずに寝れた!かなりの進歩。よく寝たらコンディションがすごく良くなった。
-頭痛が1週目より良くなった。たまにピリッと頭痛がするけど、1週目に比べるとだいぶ良くなった。
-1時間以上歩いてもめまいがしない。もちろん活動量も大幅に増えた。
-2週目は日に日に腫れが引く感じ。昨日から今日、今日から明日って。
-食事量が大幅に増えた。最初はニューケアを1パック飲むのも大変だったが、今は何でもすりおろして飲めるようになった。
-口内の腫れは相変わらず。だから歯磨きが難しい。特に奥歯の内側は歯ブラシが入らない。
-まだ手術がうまくいったかどうか私には分からない。
- 3週目の感想-
2週目以降は一日の日課がほぼ同じなのでまとめてレビューを書きます。
抜糸をすると腫れがぱっと引くと思ったが、2週目に比べて一日一日見ると大きな差はなさそうだ。
たまにちゃんと見るとちょっと引いたかも?このくらい?
そして食事量は確かにたくさん増えた。何でもよく食べてこそ治る気がして、できるだけたくさん食べるようにした。
元々おやつは食べないけれど、今は一食の食事量が少ないから食事の間に牛乳+トマト或いは牛乳+ブルーベリーなどをすりおろしてたくさん飲んだ。
3週目になるとみんながやるというラーメン粥やチャパゲティも挑戦してみた。やはり俗世の味…急にすりおろして食べるのが嫌になった。
それでも栄養のために鶏むね肉+バナナ+牛乳或いはニューケアをすりおろして飲む。
散歩ばかりしていたら汗を流したくなった。こう思ったということは、ある程度回復してきたというシグナルではないか?
ということで軽い登山に挑戦してみた。
目的地は光教山・兄弟峰!
まだコンディションが完全ではないから兄弟峰まで登らずに、行ってしんどかったら下山しようと思ってゆっくり上がった。
わぁ本当に汗が無限に出る。
散歩を1時間半して、今まで栗洞公園を4周しても出なかった汗が登山開始20分で狂ったようにでるでる。
体が循環する感じがして気分が良かった。ゆっくり登っていくと、いつのまにか兄弟峰まで登った。
手術前には50~55分くらいで兄弟峰に上っていたが、今は時計を見ると1時間10分ぐらいかかった。
それでも私が登山もできるんだということがとても嬉しくて良かった。
そして登山後、顔が本当に半分になった感じ。もちろん、当然半分になってはいないけど(笑)腫れが一気に引いた気がする。
コンディションがかなり上がった感じで その次の日は清渓山玉女峰に行ってきた。
この日は週末だったのに人がものすごく多かった。秋が近づいてきたからかな…。
3週目に計3回登山をした。光教山2回と清渓山1回。
腫れに効く温パックやカボチャジュースなど…いろんな方法があるけど、できればたくさん動くんおが一番良いと思う。
登山をすると腫れがずっと引いた状態になる。でも、また寝て起きたら…元に戻ってる(笑)
これは無限ループするんじゃないかな。
*3週目後の状態
-手術前のコンディションから70~80%まで回復した感じ
-頭痛はほぼなくなった
-朝の起床時、あごがいつも重い感じがする
-ウェイパーを取ると発音がかなり良くなる
-口の周りの筋肉がいつもむずむずして凝る感じがする
-口内の腫れが一番取れていない
-マスクさえつけていれば手術した人なのか全く気付かれない
-時間が経つほど自分の姿に対する期待感が増えてきた(笑)
- 4週目のレビュー -
食事量が増えた。でも太ってない。ほとんど流動食で飲み物を中心に食べているせいか消化が早くなったのか。
体重はそのまま。
その代わり、体調は手術前の80%以上回復した。
コンディションが良くなるにつれ、回復速度もだんだん速くなっている気がする。
4週目から出勤。通常出勤ではなかったが在宅である程度働いて出勤もできるほどだったので大きな支障もなくだんだん日常に戻っていく。
腫れは少しずつ落ち着いてきた。1~2週目のように日ごとに引いている感じではないが登山を始めて汗をかくようになってから2,3日に一度見る度に腫れが引いているのを感じている。
もっと頑張って動かなきゃと思った。
4週目の診療を受けてきた。
4週目にはCTを撮って顔の写真を撮った。そして室長がスケーリングもしてくれた。歯磨きはしっかりしたけど室長がスケーリングしてくれたのですごくすっきりした。
スケーリングする時は全く痛くなかった。実力者に違いない。そして、開口運動のやり方や4週目以降の食事など、これからケアすべき部分も丁寧に説明してくださった。
病院は来るたびに緊張するけど、来てからは本当に気が楽になる。室長のおかげかな?
そして院長と面談。骨はしっかりくっついていて、噛み合わせの状態も悪くないということ。歯茎にあるスクリューを除去したのだが、これは意外と痛い。まぁでも、手術や抜糸に比べたらよちよちレベル。
顔の感覚のチェックもしてもらったが、まだ4週目なので大きな変化はないとのこと。特に上顎の方はとてもゆっくり感覚が戻ってきて、下顎はピリピリした感じと一緒に戻ってくるから心配しないでとおっしゃっていた。ウェイパーもこれからはずっと着用せず、1日に3~4回ほど嚙み合わせだけ合わせてみるようにとのこと。
4週目では骨がどのくらい付くのか、感覚はどうか、噛み合わせの状態はどうか、腫れはどうか、口の開き具合や筋肉の動き具合をチェックしてくださった。
そして腫れのケアを受け、また居眠りした。腫れのケアを受けているのか睡眠障害の治療を受けているのか…本当に腫れケアの部屋に行くと、とってもよく眠れます。
病院を出て4週目に撮影した写真と手術前の写真を比べてみた。
本当にやってよかったと感じた。まずあご先が中に入って、特に横顔がすごい!下顔面が立体的に見えると全体的な顔のラインが活きてくる。
前の姿はあまり変化がないように感じるが、横の姿は本当に手術がしてよかったと感じた。
これまで手術後に苦労したことを考えると、周りから後悔しないのかと言われるたびに、ずっと後悔していると言っていたが、4週が過ぎた今、写真を見るといらんこと言ってたなと思った。


* 4週目後の状態
-コンディションは80%以上回復した
-頭痛はほとんどなくなり、すごくよく眠れた
-日々腫れが引いていく感じはないけど、2~3日に1回くらいでみると腫れはどんどん引いている気がする。
-今は大きい飴を2つずつくわえている感じ
-食べられる物の種類がだんだん増えた
-まだたまに顎がズキズキする
-上歯と歯茎の感覚が一番ない状態。特に歯磨きする時、自分が歯を磨いているのか歯茎を磨いているのかよく分からない
*4週経って一言*
手術後の最初の願いはどうか胃がむかむかするのを早く止めてください
1日目の願いはどうか楽にめまいがなく一歩でも歩けるようにしてください
2日目の願いはどうか楽に呼吸をさせてください
3日目の願いはどうか楽に眠らせてください
4日目の願いはどうか頭痛を止めてください
5日目の願いは…
私の体調が悪い時、本当に些細なこと全てが大切に感じた。
朝飲んでいた水一杯、出勤途中の足取り、なんともなかった洗顔とか…
そんな日常の中で些細な活動は本当に日々良くなってきた。
そしてこの願いも一つずつクリアしていく、これも意外と中毒性があった。
実は私は両顎についてあまり無知で、まともに調べないまま手術を決心したケースだ。
しかし、実際に手術後にはその無知に助けられた気がする。
無知は勇敢だと言うじゃない?
手術後数日間はとても痛かったので、時を戻したらもう絶対にしないと思っていた。
ところで4週間が経った今…人間らしい姿になったのをみて今後も楽しみになった。
私も他の方々のレビューをたくさん見ましたが、レビュー内容は人によって異なり、良くなる過程も本当に違うんです。
ただ共通して皆さん同じことを言っていました。
「時間が薬、過ぎたらだんだん良くなる…」と。
私も同じことを伝えたいです。
時間が薬です。
私もしんどい時、他の方々のレビューを見ながら頑張りたくさんの力をもらいました。
私のレビューもまた、手術を控えたり、手術後の厳しい回復期間を耐えている方々の少しでもお役に立てればと思います。
ありがとうございました。